2年次生の後期の演習の2日目、大阪市西区土佐堀の株式会社テンネットでワークショップを実施していただきました。
株式会社テンネットは、心とモノの幸せな関係づくりをテーマに収納用品を展開している会社で、代表は嵯峨美の卒業生でライフテクスチャリストの宇野由紀子先生です。収納用品というモノをデザインして販売する会社ですが、自分らしく幸せなモノとの暮らし方をオリジナルのツールを使ったワークショップを通じて気づかせるユニークなアプローチを提供しています。講演ではテンネットの商品と開発のお話や、収納用品に留まらない、ディスプレイするための”装置”も紹介していただき、モノではなく暮らす人の心持ちやモノとの幸せな関係づくりにフォーカスすることの大切さを多様な幅をもって語っていただきました。
教員も合わせて12人で押しかけたので、カーペットの上に寺子屋のような配置を準備していただきました。帰学後に学生が書いた感想文には「収納についての意識が変わった。」「モノを持つことについて深く考えさせらた」などの感想が寄せられました。学生はこのワークショップを通じて得た視点・感性を通じて、モノからデザインするのではなく、関係からデザインしていく課題に取り組んでいきます。
株式会社テンネットの宇野由紀子代表、スタッフの浜口様、ご多忙の中準備をしていただきましたスタッフの皆様に感謝申し上げます。次回は授業外でMachiDecorの機会に訪問させていただきます。
株式会社テンネットホームページ
大阪のインテリアイベント:MachiDecor
ワークショップ後は、希望者で梅田駅周辺の雑貨店やインテリアショップの見学にいきました。
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