7月2日のアイディア・デザインの発表
2年生は今年もRe-boardという強化ダンボールでディスプレイ用品などを手がけている株式会社ケイジパックとの産学連携に挑みます。
昨年までは学生を引率して会社の見学をしていましたが、今年は教員が会社を訪問してビデオ撮影した映像と会社からいただいた資料を見せながら、教員から学生に説明を行いました。
Re-boardの特徴や制作条件の説明のあと、会社からいただいた加工サンプルを組み立てました。小さなサンプルですが、カットの種類や小口の処理方法、印刷の鮮やかさなど要点が盛り込まれたサンプルです。他にも大きな販売用の什器も貸していただきました。
その後、リボードのアイディアスケッチ96(96のアイディア)を壁に貼って、教員と学生で他の人のアイディアを見てまわりました。オンライン授業の時は、1枚1枚画面に写して見ていましたが、一覧できるように張り出すと、パソコン画面では見えてこなかったものが見えてきます。社会的距離に気をつけながらの実施ですが、それでも対面のほうが学びの要素が多いと全員が確信した瞬間でした。
スウェーデン生まれのRe-boardは丈夫で軽く、環境にもやさしいダンボールで、表面に鮮やかな印刷が可能です。工場では最新鋭の大型の印刷機とカット機で店舗の什器やディスプレイを生産しています。2年生は株式会社ケイジパックにこの素材と技術を使って、2週間後にデザインを含めた新しい使い方を提案します。
2週間後の7月2日、アイディアとデザインを模型とコンセプトパネルで各自が説明を行いました。
ご多忙の中、ビデオ撮影やサンプル、資料の準備をしていただいた社長をはじめ社員の皆様に感謝いたします。
指導:岩田浩司講師、竹内秀典講師、3DCAD・CG:山口英樹講師