130325-東山花灯路2013制作記録

3月20日水曜日、テレビ取材

3月25日月曜日におはようコールABCという番組内のThat’sNewの中で3Dプリンターを中心に取り上げられることになり、その中で装置を使った取り組みとして東山花灯路も取材、撮影をされました。東山花灯路の制作に参加してCAD、3Dプリンターを使って部品製作を行った学生2名が出演してくれました。3Dプリンターと放送内容についてはこちらをご覧下さい。

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透光性ウレタンを提供して下さったバンドー化学株式会社、3Dプリンターでご協力頂きました株式会社OPTに感謝いたします。


3月11日月曜日、学内展示用パネル制作

円山公園から搬出した作品を大学の中庭に設置し、4月20日まで展示をしました。

楠林チーム

倉山チーム


3月17日日曜日、東山花灯路最終日、動画撮影

東山花灯路最終日、動画の撮影に行きました。河原町から歩いたのですが、歩きにくいほどたくさんの人出、、、何人もの人が「今日が最終日らしいで」を口にしていました。


3月8日金曜日 東山花灯路開始、講評会

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18時の点灯と同時に写真撮影をする人たちが次々にやってきました。被写体としてはなかなか好評なようで、子供の興味も惹いていました。

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講評会が始まり、京都嵯峨芸術大学のメンバーも準備されたとおりに発表を行いました。「3Dプリンターで作成した」という説明の部分では驚きの声があがっていました。楽しく、笑いのある発表会のあと集合写真を撮りました。我々が使った透明なウレタン素材は、他大学の人たちからも「使ってみたい」という声が聞こえ、クリエイターを刺激していたようです。

19 講評会、写真撮影終了後、祇園の壱銭洋食でご飯をたべて打ち上げをしました。12月4日のミーティングから、本当にご苦労さまでした。あとは、搬出と学内展示、ポートフォリオ作りが待っています。


3月7日木曜日 搬入

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予定の11時ちょうどにトラックがきて、積み込みを行いました。円山公園に着いて、トラックから作品を受け取り、早速設置。今年はすでに台が水平になるように脚を調節してあり、脚も黒く塗ってありました。他大学の人たちもたくさんいました。去年は寒く、雨の中の辛い設営作業でしたが、今年は春のような気温で快適に作業が進み、14時には設置が終わり点灯を確認しました。

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電源ケーブルを土台からとって、配線を完了、砂利をしきつめて完了です。

16京都の街は和服の女性をたくさん見かけました。京都では伝統産業の日の期間、和服を着ていると様々な特典があるようです。


3月6日水曜日  タイマーを作動させて試験点灯

タイマーを作動させて試験点灯ができました!LEDが点灯するたび、暖色と寒色が場所をかえて交互に入れ替わり、伝統を感じさせる暖かみのある光と透光性ウレタンから発せられる最新技術の光の両方が一つの作品のなかに織り込まれ、伝統と革新の融合を感じさせます。

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和紙のほうは、25WのE17口金の白熱電球を使用。暖かい光。台の上面には砂利止めのフチを竹で制作して貼り付けました。


3月5日火曜日

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ニスを竹の表面に塗装してつやを出しました。短大の倉山チームのウレタン積層作業も進んでいました。


3月4日月曜日

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週末に土台が形になり、パテで凹凸を埋めて、水性塗料で塗装しました。3Dプリンターで作った連結パーツもつけていよいろ考えが形になってきました。電気系統も作業が進んできて、夜には試験点灯ができました。


3月3日日曜日

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土台にドミノで穴を空けながらソケットと竹を刺して差し込みの確認をしました。


3月2日土曜日

11どうにか土台のパーツを切り出して仮止め。LED制御用タイマーのON OFF時間を細かく設定しました。


3月1日金曜日

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土台をジェッソメディウムで塗ることを考えたので、塗装の実験。竹は次々に曲げました。


2月28日木曜日

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マルスパーツからLED、整流器などが届いた。LED、LEDケースと3Dプリンターで作った台座部分とが合うかどうかを実験。うまくいくことを確認しました。竹はアルミホイルを巻いてガスコンロで熱して曲げました。節があるのでなかなか正確な円弧にはなってくれません。


2月27日水曜日

08ドミノで空けた合板の穴に3Dプリンターで作ったウレタンのソケットが入るかどうか実験。ドミノホールをずらす量を何度も調整しました。


2月26日火曜日

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太秦広隆寺の竹定商店から竹の準備ができたという連絡があったので、取りに行き、水に浸しました。3DプリンターでLED、ウレタンを土台の穴に固定するパーツを設計して作りましたが、なかなかうまくいきません。昨年に引き続き、京都造形芸術大学の先生から合同講評会をしようという提案が事務局を通じてありました。発表の練習にもなるので、大歓迎です。


2月25日月曜日

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朝来て素材体験の部屋から移動しました。

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バンドー化学株式会社からウレタンが届きました!切断したばかりの製品は美しい!

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3Dプリンターの樹脂材料が届きました。2リールで1400g。竹を熱であぶって曲げる実験。常温になっても変形したままなのを確認。作業内容の確認。ウレタンの端を土台にどのように接続するかの検討。CADが得意な数名が昼食前に接続パーツを設計して3Dプリンターで造形。昼食を食べている間に最初の試作ができあがりました。考えたものがすぐに形になって、成功・失敗が確認できます。これ以降、我々の強力な武器になりました。


2月23日土曜日、2月24日日曜日

楠林は土日出張していましたが、数名は出てきて作業をしていました。


2月22日金曜日 制作開始

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何はともあれ、スケジュール表をロール紙のプリンターでプリント。短大のチームとの顔合わせの挨拶をしました。食後立体工房に行って、全員にドミノ、ネイラー、ペティワーク、ベルトサンダーなどの説明をしました。昼食は無洗米5Kgを買って、各自レトルトを用意して食べました。去年につづいて活躍の炊飯器。今回は男子ばかりなので、3合炊きはものたりないかな?今年は炊飯器に加えて電子レンジもあります。取り寄せた500mwフルカラーLEDの発光のしかたを確認しました。


2013年2月15日

事務局にエントリーフォームをFAXで送信しました。


2月5日、6日、8日、CADの講習会

朝から夕方まで情報処理室でCADの講習会。よく頑張りました。去年の夏に学習したHさん、Nさんも同じ部屋でいつも質問に対応してくれました。8日、バンドー化学さんに依頼するウレタンの切断寸法を決めました。  1000X29X375 mm 厚み3ミリ・・・20本。サイズは昨年と同じで、昨年の残りを活用する計画。タイトルは、「現世」 うつしよ となりました。


2013年1月29日(火)16時~18時

イメージを広げるためのミーティングの予定でしたが、バンドー化学株式会社への切断依頼の締切が2月5日ということで、アイディアの方向性を絞る会議になりました。前回のスケッチの中から、数案を出して、その中からさらに展開を探りました。まだ切断の依頼まではできませんが、2月5日に集まって方向性を絞り込みたいです。2月5日はいきなりライノの講習会です。まだWindowsが入っていない人がいるようなので心配です。

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1月21日(月)15時~17時

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イメージを広げるために、スケッチを描きました。初めてマーカーを使った人もいました。次回も同じ内容で、イメージ、造形、テーマを同時進行で討議します。過去の花灯路の作品写真を見ました。大きく分けて、抽象的で単純な造形の繰り返し・変化を狙うか、具象的なはっきりとそれとわかるようなものを狙うかの2つの道がありそうです。


1月17日(木) 16時~

その後のスケジュール組を行いました。学生の1人がLEDの1W、3Wも持ってきたので、コントローラーと一緒にスタディーを行うことにしました。会計を決めて、予算をとりあえず1万円渡しました。

1月11日金曜日 昼休み

デバイスの調査、LEDの特性、ウレタン素材の光り方確認など、準備に時間がかかる事項を列挙して、調査や仕事の割り振 りを行いました。引き続きWindowsとライノのインストールの確認を行いました。スケッチブックにどんなものが作りたいかを描いてくるように伝えましたが、描いてきたひとは数名でした。

12月18日火曜日 16時~

MacにBootCampを通してWindows7をインストールし、ライノセラスが起動するかどうかの確認をしました。できていない人が2名いました。 嵐山花灯路を見た感想と「こんな作品を作ってみたい」という希望を話し合いました。

12月4日火曜日、第1回の参加希望者の話し合い

概要の説明、前年の解説、次回の予定を決めました。全員がデザイン学科の1年次生で、生活デザイン系だけではなく、イラストレーション系やメディアデザイン系の学生も参加希望をしてくれました。どうやらCADが勉強したいようです。

2012年11月中旬、学内ポスター掲示

poster学内にこのポスターを掲示して、参加希望者を募りました。


文責:京都嵯峨芸術大学 芸術学部 デザイン学科 准教授 楠林拓
制作指導: 倉山裕昭 楠林 拓

謝辞:このとりくみのために魅力的な材料を提供してくださいましたバンドー化学株式会社に感謝申し上げます。

2017年度以降、Rhinoceros3DとMaxwell Renderの組み合わせからAutodeskFusion360に移行しています。