ショップデザインの課題に取り組んでいる2年次生は、去年8月に嵐山にオープンした「スノーピーク ランドステーション京都嵐山」を見学しました。
株式会社スノーピークは、新潟県に本拠を置くアウトドアブランドを展開する会社です。製品に永久保証をつけたり、各地方自治体と観光振興や人材育成などで協力するなど独特な取り組みで知られています。
訪問した店舗は、大正時代に建てられた料理旅館を移築・リノベーションしています。店舗奥の空間には、国立競技場の設計者として知られる隈研吾氏と共同開発したトレーラーハウス「住箱」という宿泊施設、手前にはカフェを備えています。今回は「住箱」は外から見るだけでしたが、移動する住空間を間近で見ることができました。歴史を感じる古材と現代的な素材を巧みに組み合わせ、訪れる人を飽きさせない高い質感に溢れた贅沢な空間を堪能しました。きっとショップデザインの企画にもこの体験が活かされると思います。大学から徒歩で往復しましたが、国際的な観光地京都嵐山にある大学の立地のメリットも再認識しました。
感染状況が落ち着いているので、隣のカフェ「嵯峨野湯」でお茶をいただこうとしましたが、あいにく一杯で6組が待っている状態でした。紅葉シーズンの嵐山なので、仕方ないです。そのまま徒歩で帰学しました。
営業時間中にもかかわらず、快く見学を受け入れて対応くださいましたスタッフの皆様に感謝いたします。
指導:中村俊郎講師、楠林拓准教授