2年生はRe-boardという強化ダンボールでディスプレイ用品などを手がけている株式会社ケイジパックを見学しました。新型コロナの影響で、3年ぶりのオンラインではない見学になりました。はじめにミーティングルームで会社概要、Re-boardの特徴の説明を伺い、組み立てと加工の要素を網羅したサンプルを組み立てました。
次に装置が稼働している工場に移動して、実演を交えた製造装置の見学をさせていただきました。最新鋭の大型の印刷機とカット機を目の前で動かしていただき、デザイン条件、製造条件など詳しい説明を聞くことができました。最後にミーティングルームに戻って、数々のサンプル品の作り方、組み合わせ方を学習しました。中には、新型コロナ対策として関東に数多く納入されたPCR検査ブースもありました。
スウェーデン生まれのRe-boardは丈夫で軽く、環境にもやさしいダンボールで、表面に鮮やかな印刷が可能です。学生は株式会社ケイジパックにこの素材と技術を使って、デザインを含めた新しい使い方を提案します。学生からは製造上の条件についての質問が出ました。オンラインで様々なことが可能になりましたが、音と匂いとスピード、そして装置の大きさなどモニター越しにはわからない生々しい様子を5感で体験できる見学は、何物にも代えがたい学習の機会です。
お忙しい中、試作品の準備とわかりやすい説明をしていただいたスタッフの皆様に感謝いたします。