ファッションの要素が含まれる商品の開発を行う場合、ターゲット(想定する顧客)の属性(性別、年齢、年収、趣味指向、ライフスタイル、テイスト、価値観、持ち物、時間の過ごし方など)を文字で表すと同時に、視覚的な画像を組み合わせて表現します。表現手法としては雑誌の切り貼り(コラージュ)ですが、自由なアート表現とは異なり、はっきりと正解と不正解があります。なぜならビジネスの道具だからです。生活プロダクトの実習では、課題のたびにこのイメージボードを作り、どういう価値観を持った人に向けてデザイン作業をしているかという目標設定を行います。講評会の時には最終提案と、イメージボードを並べて、最初に想定したターゲットが一致しているかどうかを確認します。
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