2日目は鯖江市のメガネミュージアムでメガネ型ストラップの制作体験でした。
駅から徒歩10分ほどのメガネミュージアムが入っている建物。建物全部メガネ産業に関わるものだそうです。
鯖江駅からの地下道にもメガネの街ならではのサインがありました。
メガネミュージアムの中。真っ白で天井が高くオシャレな空間です。
エントランスの吹き抜けのシャンデリア。よく見ると無数のメガネフレームが並んでいました。
体験はミュージアム2階で行われました。こちらは本物のオリジナルメガネを制作するコースの材料です。今回の旅行ではメガネ型ストラップ制作をお願いしました。
メガネストラップのサンプルを選びます。
選んだ材料(アセテート)にマジックでサンプルをなぞっていきます。
帯ノコで印に沿って切断。自分で切った人もいました。
数種類のヤスリでマジックの印が消えるまで削っていきます。机にクランプで固定したすり板の上で削ります。すり板はジュエリーなど細かい作品の制作現場でよく使われるものです。
事務所のようなスペースが工房の雰囲気に
削り終わったらバフがけという研摩の工程。指導のかたに研磨剤のつけかたや力の入れ方を教わりました。
バフは毎分1000回前後で回転しているので、力の入れ方が難しいです。
指導員の方は研摩の途中で何度も確認をしていました。
仕上げの研摩です。ピカピカになっていきます。
みんなで掃除をしました。
ここまでできたら、ボール盤でストラップホールをあけてもらいます。
オリジナルのメガネストラップの完成。
とても密度の高い時間でした。このあと福井駅17:22のサンダーバードに乗るまでは自由時間でした。福井市美術館ではちょうど、「フィンランド・デザイン展」を開催していました。福井駅から距離はありますが、恐竜博物館に行った人もいました。
ゼミ旅行は前回が金沢、今回は福井で北陸が続きました。北陸には古よりものづくりの文化が根付いており、生活プロダクト領域の学生には大変魅力的な地域です。本学にも毎年数社のメガネ関連会社から求人がきて、実際にデザイナーとして採用された卒業生もいます。