3年生は後期の課題のキックオフで、アトリエとも、はあと・フレンズ・ストア、mumokuteki さんを見学しました。
障害のある人が関わって作るものを企画・デザインする課題です。アトリエともさんは障害者就労継続支援B型という形の施設で、1階はカフェが併設されています。施設長の駒井氏より、施設の概要、利用者のかたの特性の説明と、生み出されている商品のご紹介をしていただきあました。
2軒目は新京極通りから少し入ったはあと・フレンズ・ストア。ここは京都市が事業主体で、NPO法人みのりのもり劇場が運営受託しています。その日は店休日でしたが、見学のために開けていただいて、京都市内の50余りの事業所で生み出された商品の展示を見せていただきました。学生はこれらの素材・技術を学んで、考案するデザインがどのように生み出されるかを設定していくことになります。
3軒目は寺町通りのmumokutekiさんで、高齢者福祉施設西院のデイサービスの利用者のかたが生み出しているsitteブランドのまな板を店舗で見て、2階でsitte開発に関わった吉村氏から、丁寧な説明を受けました。認知症のお年寄りがデイサービスで一生懸命作っているまな板は、手触りがすばらしく、ご家族のかたが店舗に見に来て、堂々とした立派なまな板に驚いて購入していくそうです。
効率を追求し、より少ないコストでより良い結果を求めてきたものづくりから、そのものが作られたプロセスに重きをおいたものづくりに触れる最初の機会になりました。
- アトリエとも(カフェの案内)
- はあと・フレンズ・ストア
- mumokuteki
- sitte(高齢者施設西院のブログ)
- NPO法人みのりのもり劇場