211015-1026 1年次領域基礎演習Ⅱ


金曜日の領域基礎演習Ⅱでは、スツール(腰掛け)のデザインを考えています。スチレンボードで1/5の縮小模型を1人3つ作ってきて、アイディア、強度、加工の難易度などを一緒に考えました。その後、3DCAD:Fusion360の練習をしばらく行いました。少しだけ機能紹介としてレンダリング(写真のような画像を描き出すこと)も体験しました。今後、このCADでスツールの設計をしていきます。4時間目は工房に行き、工房利用の基本的な注意や木工機械についての諸注意を行い、クランプの使い方、ボール盤のチャックの操作、ドミノジョイントカッターの実演などを行いました。デジタルとアナログの両方を行う生活プロダクト領域ならではの授業でした。



1年次生の火・水・木、観光デザイン領域、染織・テキスタイル領域と一緒にデザイン専門実習を受けています。火曜日はパッケージデザインの授業です。

10月19日はAdobeのイラストレーターとレーザーカッターで簡単に箱を設計して紙(ダンボール)を切り抜いて箱を組み立てる体験をしました。
「箱ラク」という無料ソフト(プラグイン)を利用して、イラストレーターのデータとして一瞬でパッケージの展開図を得ることができます。

持参したフィギュアなどの小物を入れるための箱の寸法を「箱ラク」の画面で入力し、展開図に文字やイラストを入れました。

イラストレターのデータからレーザーカッターで数分で紙箱が切り出せることに学生は驚いていました。データ作成に時間がかかりましたが、どうにか全員の箱を制作することができました。10月26日はパッケージに施すカリグラフィーの練習でした。素敵な箱ができるといいですね。

講師:大西景子氏、 楠林拓(10月19日)


箱ラク「箱ラク」は株式会社グラフィックのサービスで登録商標です。

Box&Needle(大西景子先生主宰の貼箱専門店)

レーザーカッターの紹介:臭気や煙の問題で立体工房に設置しています。少しずつ他の領域の学生も使いにくるようになりました。他領域の場合は事前の申請書が必要です。