2年生前期後半に取り組んだレーダー消しゴムで有名な株式会社シードさんとの連携授業が表彰式のかたちで締めくくられました。
6月8日に大阪府豊中市の会社に訪問させていただき、たくさんのインプットを受け取ってから8週弱の期間でしたが、それぞれが渾身のアイディアを発表しました。発表したアイディアの中から2案に対して賞をいただきました。受賞したのは、本命の商品：消しゴムを小学生用として提案したもの、「消すという行為」から発想して消しゴムとは全く異なったシリーズの提案の2点でした。
学生の提案は、商品のコンセプト、外観、機能にとどまらず、ネーミング、パッケージ、想定する店舗でのディスプレイ、見本市での展示イメージなどまで広がっているものもありました。
学生の提案に対して、シードさんからは一人ひとりに化学的な問題点やこれまでの類似商品についての市場情報、過去の開発事例など、業界の専門家として幅広い観点のアドバイス・コメントをいただきました。
デジタル化が進み、大学生以上では利用機会が減っている消しゴム。その一方で文具女子と呼ばれる人たちの間ではアナログ文具は根強い人気があります。今回の連携を通じて私達が得たのは「小さな消しゴムの中に、こんなにも広くて深い世界があるのか」という気付きと驚きでした。
6月の工場見学から、学生への個別のメール質問への丁寧な対応、来校しての講評会、表彰まで本学の学習にご協力くださいました株式会社シードの皆様に心から感謝申し上げます。
熱心にご指導いただいた岩田先生、ありがとうございました。
表彰されたのは、下記2点でした。おめでとう！
最優秀賞 消しカスZOO～：澤渡 美輪
最優秀賞 PROTECT for SENSES：新田 晋士
